代表取締役 増田篤志 様
(インタビュアー)
企業脱炭素化支援センター
大橋昌弘
(株)ハイパーテックジャパンは、「空気で紡ぐ未来。」をスローガンに空気の力を活用した緩衝材「Air carry(エアーキャリー)」の開発·製造·販売を主軸とし、地球環境に優しい持続可能な物流に貢献している企業である。合成樹脂フィルム加工業や、包装資材の販売業務も手掛けており、高い技術力で、物流における多様なニーズに応じた緩衝材·包装資材を提供している。 主要製品である空気緩衝材「Air Carry」は、耐久性に優れた専用の強化フィルム0.037%に、空気99.973%を注入することで完成する、高性能·低コストの緩衝材である。梱包対象物や用途、輸送条件などに応じて最適化された、完全オーダーメイドの設計が可能である。また、金型不要で1個から設計・製造が可能なため、試作〜本番導入のスピードが早い点や、金型保管管理が不要な点も、多くの企業に選ばれている理由です。パソコンや医療機器などの精密機器、複雑なフォルムの製品、ギフト包装、輸出梱包など あらゆる梱包物を輸送時の衝撃から保護している。さらに、発泡バラ緩衝材と比較して CO₂排出量を大幅に削減できることが確認されており、環境配慮型物流への転換を強力に後押しする。

取材風景:同社応接室にて右奥がインタビュアー:大橋
増田氏:
弊社は緩衝材「Air Carry」を製造しており、私は3代目として経営を引き継ぎましたが、2023年、大きな案件の失注を経験しました。この出来事が会社の価値を根本から見直す契機となり、**「環境を軸としたリブランディング」**を本格的にスタートさせました。
弊社の製品「Air Carry」は直接競合は多くないものの、その優位性に安住していると価格競争に巻き込まれる可能性を痛感いたしました。そこで、「Air Carry」の強みである「空気を使う=環境」という点を明確に打ち出し、競合他社に勝っための突出した要素としたいと考えました。
結果的にリブランディングへの総投資額は 500万円程度 に及びましたが、企業価値向上により、問い合わせ増加、顧客からの評価向上、受注効率の改善、金融機関からの資金調達の円滑化など、投資対効果は明確に表れています。複合的な要素も考えられますが、実際に売上・利益ともに向上し投資以上の効果を得ることができました。
増田氏:
あるお客様は元々、バラ緩衝材(発泡スチロール)を大量に使用されていました。「Air Carry」への切り替えにより、資材置き場、搬入時のトラック、納品先のゴミ問題など、物量の大幅な削減が可能になります。単純なコスト比較ではバラ緩衝材の方が安価に見えても、総合的なコストメリットはAir Carryが優位で、多くの企業に採用いただいています。空気緩衝材「Air Carry」は単なる包装材ではなく、企業の環境価値と競争力を高める“新しい物流の価値”です。

Air Carry🄬 商標をとった自社製品